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Postdoc Trap Funnel

Cohort Flow: Where Postdocs Go

博士号取得後、研究者はどこへ向かうのか。NISTEP の博士人材追跡調査は、 約14,000名の追跡コホートを通じてキャリア分岐の実態を明らかにする。 最も際立つ数字は、取得後0〜2年時点の ポスドク継続率70% だ。

70%
ポスドク継続率
0–2年 post-PhD (NISTEP FY2021)
日本では博士号取得後0〜2年の時点で、回答者の70%が依然としてポスドク・任期付き研究員として 在籍している。この数値は、アカデミアのピラミッド構造がいかに急勾配であるかを示す。

キャリア分岐コホート(JP · US · EU)

NISTEP 博士人材追跡 FY202113,657名回答。0–2y / 2–4y / 4–6y バケット。

YearJP

persons: 13,657 → 10,240 → 7,310 (cohort attrition)

0–2y postdoc continuation (side-by-side)

Japan
70%
industry 14%
United States
38%
industry 38%
EU composite
48%
industry 28%

US/EU は NISTEP と調査定義が異なる。日本の 70% を「世界一悪い」と断定するための表ではない。 構造として「任期付き研究に長く留まる比重」が国によって違う、という読み方。

編集部論評

「ポスドク問題」とは、ポスドクが気の毒であるという問題ではない。 GX 実装の現場には、長い文献を読み、不確実性を構造化し、技術的な主張を検証できる人材が 慢性的に不足している。一方で、日本には毎年数万人の博士課程修了者がいる—— そのうちの70%が取得後2年間、次のステップを探している。

この70%は「問題」であると同時に、未活用のリソースでもある。 GX 実装に必要なのは、研究のトピックが気候変動である人ではなく、 研究者として問題を組み立て、証拠と物語を分離し、構造的な判断を出せる人だ。 そのスキルは分野を問わない。

postdoc.jp が求人を掲載するのは、このコホートに「ドアが開いている」ことを 実例で示すためだ。統計の背後に、具体的な仕事がある。

Phase 1D

US / EU composite を追加。次の厚みは分野別分解と、API 経由のライブ系列更新。

Data sources

日本系列は NISTEP「博士人材追跡調査」FY2021(13,657名)の公開集計を転記。US/EU は NSF・Eurostat/OECD 系の公開集計を編集部がコホート風に圧縮した参考値であり、NISTEP と同定義ではない。「ポスドク継続」には任期付き研究員を含む。国横断の厳密な統計検定には用いないこと。